(1)水道水を使用する際の問題点 通常、水道水にはシリカ等の不純物が多く含まれており、水滴の出る「超音波式」「遠心式」「スプレー式」では空気中に「白い粉」となって飛散し、様々な問題となっています。それらを防ぐには水処理が必要となり「純水器」や「軟水器」を併用する必要があります。「クリーンウェッター」はこの水処理を必要としません。
(2)純水器について「超音波式」「遠心式」「スプレー式」 カルシウム、マグネシウム等のイオンをH2Oに変える「イオン式」と供給水からH2Oの分子だけを取り出す「逆浸透膜式」があります。しかし、ランニング、イニシャルコストが高価となります。
(3)軟水器について「蒸気式」 蒸気シリンダーにスケールが詰まるので、それを防ぐために軟水器を装着する場合があります。これを用いると、カルシウムイオンやマグネシウムイオンをナトリウムイオンに置き換えるため、スケールの発生がなくなります。しかし、水滴を空気中に噴霧する方式では「白い粉」現象は解決できません。
(4)蒸気式の問題点 「蒸気式」は水を加熱するためにランニングコストが非常に掛かります。また、蒸気を出しているため、室温の上昇、天井面等の腐食、均一な加湿ができない等の問題点があります。「クリーンウェッター」は全ての問題点を解消しています。
(5)気化式の問題点 「気化式」は加湿材にチリ,ホコリが詰まるため、それらが多い工場では使用できません。「クリーンウェッター」は吸い込んだチリ,ホコリを水シャワーにより清浄にします。
(6)循環水槽の水管理について 通常、水道水には殺菌用の塩素が含まれていますが,そのまま放置しておくと,約1〜2時間後には空気中に抜け,その後急速に菌が繁殖し約2日間放置した場合、多量の菌数になります。
(7)自動排水装置の必要性について 循環水槽の保有水を定期的に排水するシステムで、保有水の不純物濃度を抑制し,水槽の汚れや菌の繁殖を抑制する効果があります。「クリーンウェッター」にはこのシステムが装着されています。(但しAW−10,25,30F型を除きます) |