【カラーファイル】
特色百科事典
色合いには微妙なニュアンスがあります。たとえば、「緑色」には「深緑」もあれば「黄緑」もあります。さらに「若草色」「うぐいす色」「抹茶色」といった表現で色目は実に細かく分けることができます。こうした色彩感覚は日本人ならではの美意識であり、自然の移ろいを愛する伝統のなかで培われてきたものです。 そして、そうした色へのこだわりを印刷物に再現する役割を担っているのが、印材舎の特色インキなのです。 このカラーファイルは、日本人の色彩感覚と特色インキのよき関係を理解していただくためのビジュアル事典。四季ごとの美しい自然を映した日本の伝統的な色をピックアップし、その色の色調や語源、心理効果を簡単に説明しています。DICナンバー、WEB16進数表記も表示してあるので、ご利用ください。 「夏」のカラーファイル。さわやかな夏の色と夏の誕生色を取り揃えました。特色によるこの季節のあざやかさをたっぷりお楽しみください。
●カラーファイルは季節ごとにリニューアルします。 ※HTM上の色と印刷物の色は誤差があることをご了承ください。 ※DICナンバーとは、大日本インキ化学工業株式会社が発行しているカラーガイド 「日本の伝統色」のカラーチップナンバーです。 カラーファイルは、日本人の色彩感覚と特色インキのよき関係がひとめでわかるビジュアル辞典。 クリックするとネイチャーPhotoと色のうんちくが満載です。 |
WEB色:"#1C0F29" DIC:No. 912 |
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紫みのある濃い青色。英語名はultra purplish blue。薬瓶の青色ガラス、あるいはラピスラズリ呼ばれる青い宝石の色としておなじみです。瑠璃は青の中でも特に美しい色を表現するときに使われ、藍染の美しい青は瑠璃花色、美しい紺色は瑠璃紺と呼ばれます。濃い紫みの青色。英語名はdark violet。その名の通り、夏が旬のナスの実の皮のいろからきた色名です。江戸時代、大繁盛していた紺屋が名付けたさまざまな紺色のひとつといわれています。茄子紺が明るい色になると、夏の風物詩高校野球の優勝旗の色、紫紺になります。 深い色ですが涼しさを演出できます。水色と組み合わせるとクール感を、グレー系の茶と組み合わせるとぐっすり眠れる落ちついた空間になります。ファッションなら薄紫とのコーディネイトでスィートな雰囲気を。 |
WEB色:"#EFD1F7" DIC:No. 903 |
WEB色:"#BA3E58" DIC:No. 721 |
WEB色:"#16162C" DIC:No. 899 |