【カラーファイル】
特色百科事典
色合いには微妙なニュアンスがあります。たとえば、「緑色」には「深緑」もあれば「黄緑」もあります。さらに「若草色」「うぐいす色」「抹茶色」といった表現で色目は実に細かく分けることができます。こうした色彩感覚は日本人ならではの美意識であり、自然の移ろいを愛する伝統のなかで培われてきたものです。 そして、そうした色へのこだわりを印刷物に再現する役割を担っているのが、印材舎の特色インキなのです。 このカラーファイルは、日本人の色彩感覚と特色インキのよき関係を理解していただくためのビジュアル事典。四季ごとの美しい自然を映した日本の伝統的な色をピックアップし、その色の色調や語源、心理効果を簡単に説明しています。DICナンバー、WEB16進数表記も表示してあるので、ご利用ください。 第4回目のテーマは冬。冬の厳しさと同時に春の訪れを感じさせる味わいある色と誕生色を取り揃えました。特色によるこの季節の鮮やかさをたっぷりとお楽しみください。
●カラーファイルは季節ごとにリニューアルします。 ※HTM上の色と印刷物の色は誤差があることをご了承ください。 ※DICナンバーとは、大日本インキ化学工業株式会社が発行しているカラーガイド 「日本の伝統色」のカラーチップナンバーです。 カラーファイルは、日本人の色彩感覚と特色インキのよき関係がひとめでわかるビジュアル辞典。 クリックするとネイチャーPhotoと色のうんちくが満載です。 |
WEB色:"#DCD796" DIC:No. 506 |
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平安時代の重ね色目に「枯色」重ねがあり、冬の重ねとして風情のある配色です。平安人ならではの、もののあわれに美を感じる繊細な感性が思い伺われます。 枯色は、茶系でも、枯れた年輪を感じさせます。また、「平安的」な洗練をも感じさせ、日本の雰囲気づくりには効果的と言えるでしょう。 |
WEB色:"#EFD1F7" DIC:No. 903 |
WEB色:"#BA3E58" DIC:No. 721 |
WEB色:"#16162C" DIC:No. 899 |