色合いには微妙なニュアンスがあります。たとえば、「緑色」には「深緑」もあれば「黄緑」もあります。さらに「若草色」「うぐいす色」「抹茶色」といった表現で色目は実に細かく分けることができます。こうした色彩感覚は日本人ならではの美意識であり、自然の移ろいを愛する伝統のなかで培われてきたものです。 そして、そうした色へのこだわりを印刷物に再現する役割を担っているのが、印材舎の特色インキなのです。 このカラーファイルは、日本人の色彩感覚と特色インキのよき関係を理解していただくためのビジュアル事典。四季ごとの美しい自然を映した日本の伝統的な色をピックアップし、その色の色調や語源、心理効果を簡単に説明しています。DICナンバー、WEB16進数表記も表示してあるので、ご利用ください。 第1回のテーマは「春」。春らしい色と春の誕生色を取り揃えました。特色によるこの季節の鮮やかさやふくらみをたっぷりお楽しみください。
●カラーファイルは季節ごとにリニューアルします。 ※HTM上の色と印刷物の色は誤差があることをご了承ください。 ※DICナンバーとは、大日本インキ化学工業株式会社が発行しているカラーガイド 「日本の伝統色」のカラーチップナンバーです。 カラーファイルは、日本人の色彩感覚と特色インキのよき関係がひとめでわかるビジュアル辞典。 クリックするとネイチャーPhotoと色のうんちくが満載です。 |
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WEB色:"#00899E" DIC:No. 861 |
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ネギの葉の薄い色が浅葱色で、浅葱色とも水色ともいえない色がこの水浅葱色です。江戸時代、浅葱色は藍染の浅い染め色で、水浅葱色は水増しした染料で染めたような色という意味もありました。水浅葱色が色として定着したのは、合成染料が輸入され始めた明治中期以後のことです。
さわやかさ、まじめさを同時に表現してくれるのが水浅葱色。白と組み合わせると、清潔感までアピールできます。年配の方と同席するときの装いに取り入れてみては。 |
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WEB色:"#FF8D30" DIC:No. 767 |
WEB色:"#630738" DIC:No. 941 |
WEB色:"#387A31" DIC:No. 850 |